新10 1-
3:名無しさん@カバ好き 11/1 6:31:32
(2)高値から何%下落したら売る
この方法は多分ケン・ミレニアムが一番最初に作ったものです。
この方法の基本の考え方は『投資家は自分の買値を基準に判断する』が、自分以外の投資家は『その銘柄の高値と安値を基準に投資判断している』ので、個人の買値には意味がないということです。
ここから、高値から何%下落したら売却する(損切りとならないケースもあります)という考え方が正しいと思っています。
ここで問題なのは何%下落したら売るかです。もう駄目だと思って売ったら、売ったあとに株価が急に上昇してしまった経験をした投資家は多いと思いますし、この経験があるから『なかなか損切りができない』わけです。
しかし、よく考えますと『株価が上昇している間は、何%までの下落は利益確定売りによる下落であり、その売りが終われば再び上昇する』という株価の習性が、個別銘柄ごとに下落率は違うけれどもありますから、
個別銘柄ごとに『この銘柄は何%までの下落は売る必要はなく、何%以上下落したら売ったほうが良い』という数値を計算し、
その数値によって損切りの判断をすれば、何も考えずに『勘』で判断していた時に比べてれば遥かに的中率は高くなると思います。
この方法で売却の判断をする投資ソフトの機能をケン・ミレニアムでは『高値ロスカット』と呼んでいます。ストップロスは『損をそれ以上増やさないように止める』ことがコンセプトですが、ロスカットは『損をカットさせる、損しないように売る』意味があります。
もちろん、相場ですから100%はなく、また投資判断は難しくなかなか決断できないものですが、この方法を採れば『決断のための背中を押す』効果はあると思います。
この方法ですと、具体的には、「12%下落したら売る、20%上昇したら売る」と決めた場合に、株価が18%上昇したところで止まって下落に転じたとすると、18%上昇した高値から12%下落したところで売れば、『買値から6%上昇したところで売る』ことができます。
あるいは7%上昇したところで下落に転じた時にも12%から7%を差し引いた6%の損で売ることができます。このように損失が少なければ『売る決断』ができますので、個人投資家にとっては、ストップロスよりも高値ロスカットの方が使い易いのではないかと思います。

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