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23:名無しさん@カバ好き 12/28 22:22:40
(2)投資回数で大きく儲ける方法
売買回数が多くなると、リスクが高くなり、年間投資利益率が大きくなると申し上げたことがあります。
どうしてリスクが高くなるのに儲けが大きくなるのかと言いますと、これは非常に簡単な算数になります。
仮に1回の投資で10万円儲かるとして、その投資家が年間で5回投資し、成績は4勝1敗としますと勝率は80%になります。
株式投資で勝率80%は異常な数値ですが、この異常な数値は『売買回数が少なければ不可能』ではありません。
なぜならば、売買回数が少ないと『年間で数回しかない中期の調整が終わったところだけで売買するから』です。
しかし、売買回数を多くするには『チャンスがあればいつでも投資する』ことになります。
言い換えますと、高くなったところでも投資することになります。
そして、株式市場は上がれば下がり、下がれば上がります。
このため、上がったところで買うと、下がる確率が高いところで買うことになるため、当然負けが多くなりますし、
勝率は悪化することになります。
例えば、年間5回投資して4勝1敗、利益は10%、損失も10%で、投資金額は100万円としますと、
この投資家の勝率は『80%』で、利益額は30万円(40万円−10万円)となり、利益率は30%となります。
これに対して年間で100回投資する投資家で、勝率は55勝45敗とします。勝率は5.5割と前者の8割に比べて劣ります。
しかし、利益額は550万円−450万円=100万円となり、前者の30万円に比べて約3倍以上となります。そして、利益率は100%となります。
ここから分かることは、勝率重視で負けない投資をしても年間利回りでは『ある程度の利益率』を得られるけれども、
投資回数を増やすと、負ける確率は増加(リスクは増加)するが、トータルでの利益率は逆に大きくなるということです。
これが、売買回数が増加すると負けるリスクが減少し、勝つ時の利益率が大きくなるというマジックの正体となります。

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