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441:名無しさん@カバ好き 12/18 16:38:54
みずほ証券誤発注:東証とのやりとり10分間
みずほ証券が8日にジェイコム株を大量に誤発注した問題で、東京証券取引所が誤発注に気付き、
みずほ証券が取り消しを断念するまでの緊迫したやり取りの概要が17日、関係者の証言などで判明した。
この「運命の10分間」で、両者は少なくとも4回電話を交わしたが、事態の悪化を止められなかった。
誤発注で発生した損失約400億円の負担割合が大きな焦点になるが、この10分間の対応が、
両者の協議に影響しそうだ。
始まりは、みずほの営業部門の男性社員が「1円で61万株」と誤入力した午前9時27分。
その1分後、取引を監視する東証マーケットセンターの担当者Aが異常な売り注文を確認し、
みずほの緊急連絡先であるトレーディング部門に電話した。
同部門担当者は「調べてみます」と応じた。しかし、営業部門と離れていたため、
みずほが対応に手間取る原因になった。営業部門は誤発注の1分25秒後、別の社員が誤りに気づき、
計3回取り消しを試みたが失敗。東証の担当者はさらに2回電話し、最後は叫ぶように取り消しを催促した。
一刻を争う場合に売買停止を決める権限を持つ東証マーケットセンターは売買停止の検討を始めた。
しかし、「売買状況の異常を理由とする停止の経験もマニュアルもなかった」(東証幹部)。
同センターは、売買を取り仕切る株式部に判断を仰ぐとともに、「早く取り消すよう別ルートでも連絡を」と求めた。
株式部の担当者Bが電話すると、みずほは「取り消せない。東証で取り消してもらえないか」と依頼した。
しかし、東証の売買システムは発注端末経由でなければ取り消せず、東証内にその端末はない。Bは「無理です」と答えた。
押し問答の末、Bの上司が受話器を奪い取り、「このままでは売買停止にせざるを得ない」と通告。
その直後、同37分にみずほ証券は取り消しを断念、買い戻しを始めた。【竹島一登】
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